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インフレにより、設備投資額が増加し、自己資金を厚くすることを求められる

目次

背景

  • インフレ
  • 円安

今までにないインフレ(近年30年はデフレ)と円安(1ドル=110円⇒最近は1ドル=150円)により

何を買うにしても値段が高い世の中になっています。

また、他の施設と差別化を図る又は劣らないために、素敵な内装や最新の医療機器を導入する傾向により

シンプルな物価高に加えて高級な設備を選ぶ傾向があります。

資金面での影響

例えば、2020年ぐらいであれば、7000万円ほどの金額で手持ち資金ゼロで融資がおりていたものです。

これが、2024年現在で同じか少し大きめの規模感で1億4000万円弱の見積もりになるケースが出ています。

ほぼ倍です。

これに対し金融機関としては、8000万円の融資が上限として6000万円の資金を準備して欲しいという話があります。

金融機関としては、お互いのために当然の提案となります。仮に40歳で開業して15年で返済を考えたとき

8000万円の場合(シンプルに考えるため金利なし):月額444,444円⇒年間5,333,333円の返済

税金を加味して安定的に返済出来るラインを所得1000万円前後と考えられる。

1億4000万円の場合:月額777,777円⇒年間9,333,333円の返済

税金を加味して安定的に返済出来るラインを所得2000万円強と考えられる。

個人の場合、稼げば稼ぐほど税金が上がるので、単純に倍稼げば返せると考えずに2.2倍~稼ぐと考えた方が安全です。

所得1000万円は通常の努力をしていけば開業して1~3年で到達する目標だと考えますが、

所得2000万円強を1~3年で到達するのは何か他にない強みがあり実行していかなければなりません。

強みの一例

  • 夫婦でDr.
  • 地域独占
  • とても体力がある⇒休日診療対応
  • レアな技術

解決策

  • 戦略を変える
  • 場所や業者を再考する
  • 親類を頼る

上記に依らず、あらゆる可能性を否定せずに無理がない開業を考えて行きましょう。

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この記事を書いた人

公認会計士・税理士

広島県出身。中小企業の税務支援に10年以上従事。

その間、ドクターのビジョン形成と資金計画の作成のお手伝いを行い、他に類を見ないクリニック始動に携わる。

税務と財務の両方に精通。
「経営者のお金と時間が増えるお手伝い」がモットー。

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